Q.01 乳がん検診はどこで受ければ良いですか?

マンモグラフィと超音波検査機器を置いている、外科ないしは乳腺外科で検診を受けることが、最も便利で確実な検診方法です。

婦人科で検診を受けられる方も多いようですが、乳がんを疑われた場合の精密検査や実際に乳がんだった場合の治療の相談などが、 婦人科ではできませんので、乳腺外科で検診を受けるのが確実な検診方法です。

Q.02 マンモグラフィって何ですか?

マンモグラフィは乳房専用のレントゲン検査機器です。

少ない放射線で安全に乳がんの早期発見ができます。 乳がん検診に最も役立つ検査機器です。

Q.03 マンモグラフィは痛いと聞きましたが、どうやって検査を受けるのですか?

透明の圧迫板で乳房をはさみ、薄く引き延ばして撮影します。

多少痛みを伴うことがありますが、痛みが続くことはありません。

Q.04 マンモグラフィを受けたら、乳腺エコー(超音波検査)は受けなくて良いですか?

マンモグラフィでは、しこりとして触れない乳がんに多い微細石灰化の発見に有用です。

これは、超音波検査では発見されないことが多いのです。また、現在のところは、マンモグラフィを併用しない超音波検査単独での 検診は、推奨されていません。

しかし、マンモグラフィでは見つからず超音波検査で見つかる乳がんもあります。 また超音波検査は、線維腺腫などの良性腫瘍の発見と鑑別診断に役立ちます。

乳がん検診は、視触診・マンモグラフィ・超音波検査を併用するのがベストです。

Q.05 30歳代でも乳がん検診を受けなければいけませんか?

日本人の乳がん発症のピークは40歳代です。40歳になったら乳がん検診を受けてください。

実際には、20歳前後でも乳癌にかかる方はおられ、30歳代から増えていきますので、20歳代や30歳代の方も検診に関心を持つことは 良いことです。

また、「ベースライン・マンモグラフィ」という考え方もあります。これは、「若くて健康なうちに正常のマンモグラフィを撮影しておくと、 その後の検診との比較ができて、病気が発見しやすくなる。」という考え方です。 特に、ホルモンのお薬を服用していたり、血のつながった方に乳がんの方がおられる場合は、乳がん発症のリスクが高まりますので、 30歳代からの乳がん検診をお勧めします。また、ご家族に乳がんの方がおられる場合は、20歳代から乳がん検診を受けても早すぎるとは言えません。

Q.06 家族にがんにかかった人がいなくても乳がん検診を受けなくてはいけませんか?

日本女性の乳がんにかかる割合は約16人に1人で、女性の悪性腫瘍にかかる割合の第1位です。

全国で年間約43000人の方が乳がんを患うと考えられ、今後も増加して、アメリカ(女性の8人に1人)やイギリス(女性の5人に1人)の 乳がんにかかる割合に近づいてきています。

ご家族にがんの方がおられなくても、乳がんにかかる可能性は十分あります。 40歳になったら必ず乳がん検診を受けましょう。

Q.07 乳房にしこりを触れませんし、痛みもありませんが、それでも乳がん検診を受けなくてはいけませんか?

乳がん検診の最大の目的は、しこりとして触れない早期の乳がんを発見することです。

早期発見の最大のメリットは「乳がんで死ななくてすむ」確率が高いことです。 早期に乳がんが発見されれば、部分的な手術(乳房温存療法)で済んだり、乳房再建術(人工的に乳房を元の形に戻す)を けたりするなどの、手術の選択幅が広がります。

さらには、髪が抜けたり、だるさや吐き気でつらい思いをする、抗がん剤の投与を受けなくて済む可能性が高くなります。

また、痛みの有無と乳がんの有無は、直接関係がありません。 しこりや痛みのない方こそ、乳がん検診を受ける意味があります。

Q.08 私の母は70歳になります。母は「もう乳がんにかかる年齢ではないから検診は受けなくても良い」と申しますが、本当でしょうか?

A.下のグラフをご覧ください。 (年齢階級別がん罹患率 乳房2004年)

年齢階級別乳癌罹患率

乳がんにかかる方は、30歳代後半から急に増え、ピークは40歳代後半です。

他のがんに比べて、乳がんにかかる方の年齢層が若いことにご注目ください。 しかし、70歳になっても高い割合で乳がんにかかる方が多いことも、このグラフからおわかりになると思います。ご老齢になられても乳がん検診は必要です。

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