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病診連携とは、病院と診療所が連携することです

先日お約束した病診連携の説明をいたしましょう。

病診連携とは、中核となる病院と診療所が提携し、患者さんの連絡を取り合い、お互いで診ていくことです。

たとえば、乳がんの患者さんが大学病院で手術をして、その後、飲み薬だけで様子を見ることになった場合を考えてみましょう。遠方の大学病院に行き、長い間待たされて薬だけもらって帰るのではなく、近くの診療所で診察してもらい薬をもらうようにします。大学病院には、半年ないし年に一回通院します。そして、診療所ではできない検査を受ける時や入院が必要な時は、直ちに大学病院に行ってもらいます。大学病院と診療所は、診療計画書や「連携パス」と呼ばれる共通のカルテのようなもので連絡を取り合います。

病診連携とは、上記のような、患者さんにとってメリットが大きいシステムです。

今後当クリニックでは、ドンドン病診連携を進めていきたいと思っています。

梅一輪一輪ほどの暖かさ

本日は非常に暖かかったので、私の自慢の愛車を走らせてきました。

まあ、愛車と言っても自転車です。しかし、自転車と言ってもロードレーサーです。ロードバイクとも言いますね。安全を考えてヘルメットを被って走っています。

私の家は千里中央にありますが、一年ちょっと前まで、自転車で高槻まで通勤していました。距離は片道13キロ強で、通勤時間はだいたい30分くらいでした。朝は明らかに車より早く行けました。国道171号線の真っ直ぐ平坦な道路では、時速40キロを超えるスピードで走っていました。原動機付自転車(いわゆる原付バイク)は30キロの速度制限がありますが、自転車は自動車と同じで、その道路の制限速度の規制しかありません。

それだけスピードを出しますから、もちろん車道を走ります。ちなみに、自転車はもともと車道を走ることが義務付けられている事をご存知ですか?歩道を走って良いのは「自転車通行可」と書いてあるところだけです。それなのに、なぜか警官は自転車を歩道に誘導しますね。無知なドライバーは、私が自転車で車道を走っていますと、意味もなくクラクション鳴らしたり、睨んできたりしますし・・・・

そのような自転車ですが、以前は原付よりは安全だと思っていたのですが、エンジン音が無く静かに走るため原付より危ないぞ!と思うようになりました。歩道からいきなり人が車道に飛び出してきてぶつかりそうになったり(もしぶつかっていたら、理不尽ですが、自転車の私が悪者にされてしまいます)、左だけ確認して右側から来ている自転車の私に気づかず車が飛び出してきたり(この場合はもちろん車が悪者ですが、けがをするのは当然私です)・・・・これは音がしないためです。

という訳で、最近は楽しむためだけに自転車に乗っています。あまりスピードも出しません。通勤に使っていた頃は、朝は、私も急いでいますし周りも急いでますから、危ないですし、夜は、ライトを付けて走っていましたが、無灯火でしかも右側を走る自転車が多くて、やはり非常に危なかったです。休日の昼間、心に余裕を持って走らせますと、安全で気持ちが良いです。

ちなみに、自転車で消費されるカロリーは、そのスピードや体重によって違います。それを承知の上で、大雑把に平均すれば、自転車で消費されるカロリーは、同じ時間のウォーキングで消費されるカロリーと大差ないと思います。しかし、同じ時間運動するなら、自転車の方が、遠くまで行けて景色が楽しめますし、風を感じて気持よく走れます。オススメですよ!

(本日自転車に乗っていて通りかかった箕面市小野原にあるお家の壁が面白かったのでスマートフォンで撮影。クリックすると大きくなります。)

あなたも予備軍?

本日は糖尿病の研究会に行ってまいりました。「また研究会の話題か・・・」と思われる方もおられるでしょうが、2月の全ての木曜日・土曜日に行ってきました研究会も、本日で一段落です。

さて、本日の講演を聴いて、残念ながら特に新しい見識は得られなかったのですが、知識の整理にはなりました。

糖尿病は、生活習慣病の中でも特に合併症を引き起こす”たち”の悪い病気です。たとえば、日本で視覚障害のために生活に支障が来る人が毎年約15000人発生するそうですが、その1/5が糖尿病によるものだそうです。腎臓が悪くなり人工透析を受けることは非常に苦痛を伴いますが、近年は透析導入の半数近くが糖尿病が原因によるものです。もちろんそれだけではなく、心臓発作や脳卒中の原因にもなりますし、足にできた小さな傷が治らず結局足を切断する、などということも糖尿病の患者さんでは珍しい話ではありません。また、うまくコントロールしないと、低血糖を起こし命に関わります。

しかし、糖尿病の分野でも新しい薬が出ています。食事をした時だけインスリンを出してくれる都合の良い薬があり、この薬が糖尿病治療の標準薬になると言われています。

膵臓のインスリンを出す細胞が疲弊してしまう前に治療をすれば、うまくコントロールでき、特に症状がなく過ごすことができます。また、糖尿病の早期であれば、食事療法・運動療法だけで良くなる人も居ます。

糖尿病は、予備軍も含めると日本人の1/10以上を占め、特に40歳を超えると1/5以上が当てはまるそうです。くれぐれも糖尿病にかからないように、普段から食事・運動に気をつけることが大切ですが、もし糖尿病を疑われたら、早めに治療を始めるようにお願いいたします。

警察官は容疑者のために本当にカツ丼を注文するのでしょうか?

本日午前診と午後診の間にスポーツクラブに行き、汗を流したあと、遅い昼食に向かいました。

当クリニック近所のラーメン屋さんに行こうかな?と思って歩いていましたが、その途中の定食屋さんの前の「カツ丼390円!」という幟が目につき、思わずその店に入り、カツ丼を注文してしまいました。

私は決して貧乏ではないと思うのですが、貧乏性なのは確かかもしれません。私の昼食代の平均は、おそらく500円未満だと思いますので、優雅なランチには程遠いですね。

かつて、患者さんにファミリーレストランの話をしたら「えっ!先生でもファミレスに行くのですか!?」と驚かれたことがあり、こちらの方が驚いてしまいました。医師の中には確かにお金持ちもいますが、私は普通の庶民です。立食いそばも食べれば、牛丼屋にも入ります。特に牛丼屋は、私の昼食の定番です。「早い、安い、うまい」がいいですね。たしかに早くて安いです。うまいかどうかは、その人その人の味覚ですからなんとも言えませんが・・・しかし、あまり時間がないお昼にスポーツクラブに行きますと、全く時間がなくなってしまうため、座るとすぐに食事が出てくる牛丼屋は魅力的です。最近、阪急高槻市駅構内にセルフのうどん屋さんができ、これも重宝しています。店に入って昼食を摂り店を出るまでに、10分かかりません。しかし、決して身体に良い昼食の摂り方とは言えませんね・・・・

さて、本日食べたカツ丼ですが、味噌汁がついていました。これで390円とは安い!と思いながら、有り難く頂きました。この定食屋さんはチェーン店ですが、前にも同じキャンペーンがありました。トンカツの豚肉が余った時にキャンペーンをするのでしょうか?

カツ丼はそれなりに美味しかったのですが、少々味が濃かったです。しかし、スポーツクラブでは水しか飲んでいないため、運動直後は塩分を摂っても大丈夫だろう、という判断で、まあ、もともとラーメンを食べに行くつもりだったのですから、全くOKです。カツ丼とうどんのセットもあったのですが、カツ丼だけで1000カロリー近くはあるはずで、これにうどんをつければ1400カロリーを超えるでしょうから、止めておきました。こういうカロリー計算がすぐできるのは、普段の仕事の賜物ですね。

・・・・本日の私の文章を読んで「つまらんことを書いているな。」と思われた方もおられるかもしれませんが、実は私は、もともとはこのようなことが書きたくてブログを始めました。こういう日記のような文章も時々入れていきます。

(上の写真はネットから拾ってきたもので、実物とは違います。)

研究会に参加しています~その6~

朝晩はまだ少し肌寒さを感じるものの、昼間は春を思わせる暖かさで、さぞや花粉も飛んでいるだろうと思われますが、花粉症の方は健やかにお過ごしでしょうか?

さて、1週間近く続けてまいりましたこのタイトルのブログも、いよいよ最後にいたします。実はまだまだ続けられそうなのですが、私自身が飽きてしまいました・・・・

本日は、感染症の研究会に参加してまいりました。

まあ、研究会というよりは、学術講演会というか教育セミナーのような感じの会で、感染症全般のことをいろいろ教えていただきました。

その講演を聞いていて、少し驚いたのは、私どものような一般のクリニックに来られる普通感冒(いわゆる普通の風邪ですね)の方の半数が細菌感染によるものである、と講演されていたことです。私が医者になった頃は、風邪に抗生物質を処方する医師が多く居ましたが、その後、耐性菌(抗生物質が効かない細菌)の出現などで、最近では「ただの風邪に抗生物質を処方する医師はヤブ医者」みたいなことをよく言われるようになりました。

しかし、本日の講演のお話に寄りますと、抗生物質を処方しないといけない風邪も多く存在することになります。そのため、より一層風邪の治療が難しくなったような気がします。患者さんの症状と、のどや胸の観察から、風邪でもいろいろ区分して治療しなくてはいけない、ということです。

たかが風邪、されど風邪です。風邪は万病の元。私たち医師は、「ああ風邪か・・・」のような油断した感覚ではなく、もっと気持ちを引き締めて風邪の治療に当たるべきだと思いました。


 

研究会に参加しています~その5~

先週土曜日から書き始めた「研究会に参加しています」シリーズを続けています。ブログを始めてから毎日更新しています。「すぐにネタが尽きるのではないかな?」と思っていましたが、こういう引き伸ばし作戦があることに気づきました・・・・

さて・・・学会や研究会に参加する楽しみの一つに、旧知の先生方にお会いしてお話をすることがあります。

先日の研究会でも、私が医師になった当時の直接の師匠にお会いしましたし、数年ぶりにお会いした先生もおられました。久しぶりにお会いした先生は、卒業が同じで、年齢も多分同じはずの先生ですので、まだまだお若く、お元気そのものでした。診療科は全く違う先生で、畑違いの分野のお話をするのは、いろいろ勉強になるのとともに、いつも新鮮に感じられ、楽しみにしています。

研究会に参加しています~その4:アレルギー後編~

同じ注射でも長い間注射を打ち続けて、花粉症を治すやり方もあります。これを「減感作療法」と言います。「感作」は「かんさ」と読みます。長い間ってどれくらい?・・・平均3年くらいかな?それで花粉症が治れば良いのですが、4~5年やっても治らない人も居ます。成功率は良く見積もって8割くらい。これは4~5年やった人の平均ですよ。治療期間が長いので、途中で挫折する人も多いと聞きます。どういう方法か?というと、簡単にいえばスギ花粉のエキスを注射して、徐々に慣らしていくのです。最初はごく少量を注射して、少しずつ量を増やしていきます。非常に手間ですし、痛いですし、根気が入ります。

前回のステロイド注射の「注射」つながりで「減感作療法」のお話を書きましたが、注射ではなく、薬を舌の下に入れて治療していく、「舌下減感作療法」という方法があるそうです。これでしたら、痛くなくて家でもできて、続きそうですね。実は、アメリカなどではとっくの昔から行われているようですが、日本ではまだ保険適用が認められておらず、臨床試験の段階のようです。

http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2009/10/60jaq400.htm

さて、一般的な花粉症対策といえば、外出の際には、マスクやゴーグルをする?・・・・ゴーグルがカッコ悪ければ、普通の眼鏡でも、していないよりは効果があります。また、マスクは隙間を作らないことが肝心です。帽子も被らないよりは被った方が良いでしょう。晴れている日や風の強い日の外出は控える。また、一般には午前中の方が午後より花粉が少なく、早めのお出かけがよろしいようです。

家の中では・・・・とにかく花粉を持ち込まない。スベスベした生地の服の方がウールの服などよりも、花粉がくっつきにくいことは容易に想像がつきます。家の玄関の前で、花粉を落として家に入ります。家では空気清浄器を使用しましょう。乾燥した部屋は、目や鼻にも良くないので、なるべく加湿します。湿気で花粉が重くなって落ちることも期待できます。 まめに掃除をする。掃除は、電気掃除機ではなく、濡れた雑巾で床を拭いた方が良いですね。カーペットは無理ですが・・・

花粉症の治療ですけれど、いろいろあります。ドラッグストアなどで買う市販薬は、即効性が高いものの、眠くなるものが多いようです。毎年花粉症に悩まされている人は、あらかじめ病院等で診てもらい、ご自身にあった薬を何種類か組み合わせてもらうのが良いでしょう。

昨日も書きましたが、私自身には今のところ花粉症はありませんが、花粉症の方の辛さはよく分かっているつもりです。よろしければ、ご相談に乗ります。

研究会に参加しています~その3:アレルギー前編~

「関節リウマチ編」を書いたので、「アレルギー編」も書くべきかな?と思い立ちました。

これからが旬の花粉症のことを書きましょう。特に今週は暖かくなり、かなり花粉が飛散するようです。

私自身には今のところ花粉症はありません。しかし、花粉症をお持ちの方が非常に辛い思いをされていることは、よくわかっております。そこで、花粉症対策のお話を書きます。

花粉症に良くない物・・・・タバコ・香辛料・お酒。・・・・まあ、当たり前ですかね?タバコや香辛料は鼻粘膜を刺激しますし、お酒は鼻粘膜の血管を拡張させ、鼻づまりの原因になります。

栄養を十分摂り、十分な睡眠を心がける。・・・・これも当たり前ですね。

ハーブティーやヨーグルトの摂取が効果的?・・・・花粉症の季節になってから、あわててこれらを摂っても遅いですね。確かに、体質改善を図ることは良いことです。体質が変わり、花粉症が出なくなった、という人は実際におられます。自然治癒(かつては花粉症の症状があったが、その後3年以上無症状の人)の報告も多々あります。しかし、ハーブティーやヨーグルトの摂取がどれだけ体質を改善するのかはわかりません。むしろ、漢方薬の方が体質が改善できる可能性があると思います。ただし、個人差も大きいです。よろしければ、ご相談に乗ります。

毎年決まった医院で注射一本打ち、花粉症の症状を抑えている。・・・・非常に危険です。長時間作用型の副腎皮質ホルモンを注射しますが、副作用が出た場合は、その副作用もずっと続くことになります。かなり重い副作用が出ることもあります。命を縮めてでも花粉症を抑えたい、と思う覚悟が必要です。決してお勧めできる方法ではありません。

書いているうちに、止まらなくなってしまいました。続きは明日書きます。

研究会に参加しています~その2:関節リウマチ編~

昨日は、関節リウマチの研究会に参加いたしましたが、実はつい数週間前にも関節リウマチの病診連携の研究会に参加してきました。

関節リウマチでは、メトトレキサートという薬を使用することが多いのですが、近日中に厚労省によりこの薬を増量して使用する事が認められるそうです。関節リウマチでは、昔からいろいろな薬が使用されてきて、近年は分子標的治療剤の話題が中心になっていますが、分子標的治療剤は、薬価が高いこともあって標準治療ではありません。現在はメトトレキサートが標準治療となりつつあります。

私自身も関節リウマチの治療を始めだしてから、メトトレキサートを中心に治療を行ってきました。

それは、この薬の効果が高かったからですが、それとともに、その前から行なってきた乳がん治療でも使用していた薬だったため、親しみがあったからです。乳がんの抗癌剤治療では、私が乳がん治療を始めた頃の標準治療がCMFと呼ばれる治療法でした。シクロフォスファミド・メトトレキサート・5-FUという3種類の抗癌剤を組み合わせた治療法です。この治療を長年にわたって多くの患者さんに施行してきましたため、メトトレキサートの使用経験は十分にあります。

全く畑違いの関節リウマチと乳がんが結びつき、関節リウマチの治療でも自信を深めることができた次第です。

(上のイラストはクリックすると大きくなります。)

研究会に参加しています~その1~

2月は研究会続きです。2月の木曜日・土曜日の午後は、すべて研究会参加で予定が埋まっています。

本日は、関節リウマチとアレルギーの研究会に参加してきました。分野の違うこの二つの研究会を掛け持ちする医師は少ないでしょうね。

ここ数年での関節リウマチ治療の進歩は目覚しいものがあります。かつては、関節リウマチは不治の病と言われてきました。ところが新しい薬が使用されて、治る病気となってきました。勉強のしがいのある分野です。

アレルギーの分野でも、効果の高い薬が続々と使用され始めています。特に今年は、関西でも昨年の10倍以上のスギ花粉が飛散するところがあると予測されています。今春は花粉症に悩まれる方が昨年の何倍にもなると予想されますが、私の頭の中でそれに対抗する治療の理論武装ができつつあります。

新しい知識を多く取り入れ、患者さんに最良の治療を実践することを常に目標として、これからも研鑽していきたいと思っております。

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